ECG-095：answer

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ECG-095：53才男性。胸部不快感で来院です。

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  この症例は、RCA,Lcxの２枝病変のACSでした。

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6年前(2007)のcontrol心電図は、ほぼ正常です。

これと、12/5のchest discomfort時の心電図を較べてみます。

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◎ CRBBBを呈しています。

　　→これ自体は、大きな問題ではありません。

　　→心電図解釈をやや混乱させる因子に過ぎません。

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◎ II, III, aVF で異常Q波を認める。

　　→II誘導のQ波は、異常と云うには、本当はちょっと小さい。

　　→しかし、この三つに全て認められたQ波。

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◎ II, III, aVF でT波の、平定化/陰性化を示す

　　→下壁の虚血を示唆している。(急性とは限らない)

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◎ CRBBBなのに、V1,2のT波が陽性である。

　　→V1,2は、右室誘導なので、QRS主軸とT波は逆となるのが、生理的。同方向(上

　　　向き)をT波が向いているのがおかしい。

　　→V2-4のT波が尖っている。

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◎ 上記は、後壁の虚血の反映ですね。

　　→ミラーイメージとしてのV1-4のT波。

　　　冠性T波の表現です。上向きに尖ったT波です。

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