ECG-121:answer(1/2)
ECG-121:70才男性。徐々に下腿浮腫と呼吸苦が出現しました。
ECG-120の後に、似たような症状で、似たような心電図です。それで徐々に症状が進行している。
わかった!肺塞栓でしょう?
当たりです。わざと、連続投稿です。
.
クリックすると、拡大します。
右上が、肺血流シンチです。
楔状に(白く)抜けているのが、血栓による血流欠損部位です。
左下に、青く楔状に欠損部位を示しました。
右下の胸部CT(肺野条件)では、肺野が欠損していないのが、わかります。
→これは、肺気腫の除外を意味します。
.
クリックすると、拡大します。
造影CTです。血栓を黄色いarrowで示します。
肺動脈での背側・上部の欠損部=血栓が認められます。
真ん中の画像は、右心系の拡大を示しています。
ECG-120と異なり、できたての肺塞栓であり、肺動脈もそんなに大きくありませんでした。
.
心エコー:左室長軸(B & M)。IVSの奇異性運動があります。
.
心エコー:左室短軸像。IVSが拡張期に平坦化しています。心のう液貯留あり。
.
心エコー:CWによる右室圧測定です。RVP=100mmHgくらいです。
.
で、心電図の解釈は??
answer(2/2)で、お答えします。
.
.
.
.
.
.