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Cardio2012のECGブログ(from ココログ)よりのインポートです。

お師匠様の心電図講演会でした。

 お師匠様をお招きして、心電図の講演会を開催しました。

 その時のメモです。心電図以外のコメントもあります。
 (但し、文責は私にありますが)
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◎ 右心系負担への、重みのシフトを(心電図変化から)感じ取る。
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◎ 肺塞栓が改善し圧負荷が消えても、ST-T変化が残る。
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◎ 高血圧性の左室肥厚より、ST-T変化が先行する。
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◎ 左室肥大でも、左軸変異にはならない。
  →軸偏位に、意味を読み取らない
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◎ II 誘導には、q波はありません。
  III, aVF には、生理的にあり得る。
  下壁の虚血を読み取るときに、ポイントです。
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◎ 洞調律の慢性的頻拍は、やっぱり予後が悪い。
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◎ 頻拍でない左室肥大は、まだ慌てなくていいはず。
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◎ PVC多発例でのカテーテル・アブレーション適応は?
  →困っている症例(自覚症状・BNP上昇)でしょう。
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◎ P波を論じると、人間が小さくなります!?
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◎ P波の大きさは、いろんな条件ですぐに変わります。
   →発火するのが、洞結節上か下かで、P波の大きさが変わります。
   →例外が多すぎるので、pulmonary-Pに頼るのは、問題多い。
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◎ II 誘導 = III 誘導は、電気的立位心。(又は、aVR = aVL)
  右心負担を意味することあります。
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ASDで、症状がなくても手術を勧めるのは、
  →勝ちきれる(手術が成功すれば)
  →遅くなると、患者さんが損をする
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◎ 心電図を見る前に、(実は)診断がついている。
  →心電図を見てから、心電図診断をしてはいないんですね
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◎ 心雑音の聞こえる部位で、弁障害を決めつけるのは、無理です。
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