(コラム:この心電図本がすごい) :今さら聞けない心臓ペースメーカー
久しぶりの(コラム:この心電図本がすごい)です。
このブログを書くに当たって、かなり心電図本を買い込むようになりました。心電図本オタクとなっております、ハイ。
今さら聞けない心臓ペースメーカー:FAQ on cardiac pacemaker
国循の 岡村 英夫 先生の著書です。
* ペースメーカーとは、そもそもどのような機能を今持っているのか?
→適応/基本設定/必須用語
* 植え込み手術のノウハウ(ここは、手術手技を行う医師向け)
* ペースメーカー外来follow up時の留意点、心電図解釈
の三部構成です。
Q&Aで、100の項目となっております。
例えば、
◎ ペースメーカー症候群って、何ですか?
◎ ヒステレーシスって、何ですか?
◎ 3枝ブロックって、どんな病態ですか?
◎ 術中のペースメーカー設定について
◎ 心拍数の設定をどうするのか
などなど、ペースメーカー患者と向かい合わなければならない医師には、きっと必須の著作です。
お値段は、5000円(+税)。メディカルビュー社です。
逆に、今からペースメーカーのさわりだけ知りたい研修医・看護師には、ちょっとハードルが高いと思います。まず、書店で手に取って下さい。
初心者向けは、きっとこっち!
私は、ペースメーカー植え込みの黎明期に、携わっておりました。当時のペースメーカーは、マック専用マウスより、ちょっと小さい(=かなりでかい)ものでした。この30年で、どんどん進化しています。
単純なペーシングだけでなく、ICD搭載も普通にありますね。
小型化だけではなく、機能もどんどん進んでおります。遠隔モニタリングも現在は、行われております。
【 ペースメーカーを本気で学ぶ方への必読書 】
であります。2015年8月の出版です。
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