heart2019改 の ECG-001 〜 ECG-315 まで移転です。

Cardio2012のECGブログ(from ココログ)よりのインポートです。

コラム-074:Ghost in the Atrial-fibrillation

コラム-074:Ghost in the Atrial-fibrillation

  心房細動症例では、抗凝固療法を必ず考慮しますね。

  その前に、(本当に)心房細動なのか? を、検討しましょう。

  誰が見ても(心房細動)な心電図では、問題ありません。

  よく考えないといけないのは、

*  SVPCの多発例を、心房細動と間違えない。

*  発作性心房細動症例が、本当に心房細動か?

  と云う問題です。

  SVPCの多発症例をAfib.と間違えない、は以前症例提示しました。

      →ECG-206:90才男性。動悸と息切れで搬入されました。

  自動診断で、間違うこともあります。

      →ECG-192:80才代男性。心電図自動診断で、心房細動でした。

  発作性心房細動では、その証拠となる心電図を、しっかりと残しておくことです。

  紙カルテでも、電子カルテでも、すぐに確認できるように、しましょう。

  昔、心房細動があったようだ、の伝説になっている症例が、時に有ります。その当時の心電図を見ると、「なんだ、心房細動じゃないじゃん!洞調律だよ」なんて事も、あり得るんです。(循環器医のいない出先の病院など。。)

  自分が、その患者さんの抗凝固療法を担当する際には、面倒でも必ず12誘導心電図で確認を取りましょう。本当にAfib.なの?

   もちろん、今回の表題は、攻殻機動隊のもじりです。

.

.

.

.

.

.

     

e