ECG-050:answer
ECG-050:67才男性。ACSで入院。但し全介助状態・意思疎通不能で、長らく精神病院での管理をされていた長期臥床の患者さんです。急性心筋梗塞で搬入となりました。ご家族もおられず、経管栄養の状態で、一般病棟での管理となっておりました。
深夜の記録です。
◎short runが多発して、けっこうあぶない状況です。
→上記社会的背景より、intervensionは施行しておりません。
◎突然、VTが出現しています。
◎しだいに、波形に力が無くなり、Vf化して来ています。
◎もうあかん!と思われた状況になりつつある発生4分後に、突然洞調律に戻っています。
これだけ続いたVT→Vfが、同調律に自然復帰したのは、初めての経験で、以後もありません。
拡大波形を提示します。
しだいに、波形が元気がなくなります。
しかし、突然、洞調律に戻りました。
この間、治療手技は加わっておりません。
こういうこともあるんだ、と云う記録でした。