ECG-111：answer

ECG-111：左右上肢の肢誘導の付け間違いですね。

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　昔、マーフィーの法則と云うのがありました。

【起こらないといいと思うことは、必ず起きる】

【トーストが落ちるときは、必ずジャムを塗った面を下にして落ちる】

　などです。

　この乗りで行くと、

【心電図の電極付け間違いは、苦労したときにばかり起きる】

　となりそうです。

　生理機能室の技師さん達は、深夜半分眠っていても、決して間違えません。

　電極の部位を、色で覚えているんですね。

　私など滅多に自分で記録しないで、全然覚えません。

　左右の上肢誘導を付け間違えると、当然起電力のベクトル方向が左右逆になるので、以下のような変化が生じます。

(なお、電極を付ける場所は、前腕・下肢でも、上腕・大腿でも、OK=同じ波形となります。胸部につけると、さすがに変化しますけど)

クリックすると、拡大します。

クリックすると、ECGが拡大します。

　ぱっと見て、

◎ I 誘導が、まるでaVR。(=R波が下向きで、P波も下向き)

◎ aVRが、まるで I 誘導。

　だと、左右の上肢の電極付け間違いです。ここだけはチェックしましょうね。

　忘れたころに、必ずやって来る、電極付け間違いでした。

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　なお、下肢の左右が違っても、何も問題有りません。(ってか、わからない)

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