(コラム:この心電図本がすごい 2017-01) :心電図ハンター 心電図×非循環器医 (1)胸痛/虚血編
(コラム:この心電図本がすごい// 2017-01)です。
非循環器医で救急医が語る、超実践的心電図学習本です。
どんなに素敵な本か、引用したいページばかりで、本当に全部引用したら、大変な事になってしまします。
p-61: Wellens症候群と呼べなくても、心電図を知らないといけない。
循環器医にコンサルトする時は“〇〇症候群”と言わないこと。
p-71:おくれえむあい(=recent MI)
p-41:実は下壁の場合はaVLのミラーイメージがII,III,aVFに先行することが少なくありません。
私のブログで、もうちょっと虚血の心電図をタフに、実践的に学びたい!でも、循環器医の電気生理学絡みの蘊蓄は、ちょっと遠慮したい。
そんなあなたのための心電図本が、2016年8月に出版されました。
この本に出てくる大半は、私のブログでも扱っている内容です。(←虚血について心電図を語るのですから、当たり前ですが)
でも、とっても面白く、分かりやすい!!初期研修医の時(約30 年前)に、この本に出会えていれば、私は余計な遠回りをせずに、済んだはずです(-_-;*)。
研修医は、一人残らず心電図を学び取りたいと思っています。でも、学びの導入部で躓くと、途中で挫折してしまいます。
心電図を学ぶために、医師になったのではありません。診療のツールとして使いたいんです。楽しく、勇気を持って学びたいですよね。
ジミ・ヘンや、スティーブ・ジョブスも、登場します。何故かは、ご自身で確かめて下さい。
CLBBB時に、ACSの有無を鑑別するツールであるSgarbossaらの基準を、とっても分かりやすく説明されています。
巻末付録のSgarbossaらの基準ベースの診断チャートも素敵です。もちろん、ここにpageごとの引用はできません。(jcopy 498-03790) 買うしかない。
Must-buy!! と、云わせて頂きます。
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